引越しと段ボールの話

より安く引越すために、格安の引越し業者を利用しました。格安なので段ボールなどのサービスはありません。買おうとすると、ひとつ200円くらいするんですね。なので、ひとりでひたすらスーパーやドラッグストアで段ボールを集めました。

とくに梨の箱が丈夫そうなので、見つけるたびに家に持ち帰りました。欲張って一度に沢山持ち帰ろうとすると、歩行も困難になり、手が痛くて大変です。

それでもがんばって集め続けました。梨の箱、いくつくらい集めたでしょうか。かわいいキャラクターが描いてある箱。おそらく、30個くらい集めたと思います。

引越しの2週間前くらいから、その箱にどんどん荷物を詰め込み始めました。のんびりやっていたので、結局引越し業者が来ても荷物を詰め込む始末…こうしてなんとか格安の引越しは終了しました。

引越しを終えて、新しい部屋には段ボールだらけ。しばらく、段ボールとの共同生活が始まりました。もう季節は秋だったので、段ボールの暖かみを感じ、ぬくぬくと過ごしていました。

そんなある日、いつものように段ボールの山の中で目覚めると、枕元に見たことの無い小さな虫が何匹も居ました。「あらかわいい、不思議な虫」そう思ってインターネットで調べてみると。

なんと、それらはゴキブリの子供でした。 キャー!です。ほんとうに、キャー!です。周りをよく見ると、死んだゴキブリの親まで居るではありませんか。

そしてそのゴキブリの親は…、段ボールに隠れていたに違いない。ほんとうに、ゾッとしました。 段ボールは即座に解体して処分しましたが…ゴキブリシーズンが到来するのが本当に怖いです。あんなにがんばって段ボールを集めて、ゴキブリまで運んでいたなんて。まったく悲しい話しです。